夢を売る商売としての自費出版   [ブログ]

無名の著者の本が売れないのは当然 

自費出版の大手の新風舎が倒産して6年。一時は、どの出版社よりも高い発行書籍数を誇っていたという。担当者の口車(営業トーク)に乗せられて本を出してはみたものの、話が食い違うということで多くのトラブルを抱えてしまったことが倒産する一因となった。

本を出すことができた著者はまだいいとしても、金だけとられて本を出すという夢を奪われた著者にとっては、まさに詐欺に遭ったことになる。その怒りと失望は大きかったはずだ。

新風舎で本を出すことができなかった著者の夢を文芸社が引き継いだ。しかし、その文芸社もかなり良くない評判を抱えており、ネットには数多い悪評が公開されている。


なぜ、それほどまでに評判がよくないのか。それは、自分の本を出したいという著者の思いに対して、自費出版のいいところだけをアピールし、悪いところを覆い隠していることに大きな原因がある。


自費出版は、あくまでも著者がその費用を負担して本を制作するものであって、出版社はそれを手伝うにすぎない。出来上がった本が売れようが売れまいが、出版社にとってはどうでもいいのである。むしろ、僅かな発行部数の本が売れたとして、その売れ上げによる出版社の利益は、売れたことによる手間代を考えると売れないほうが出版社にとってはメリットとなる。

自費出版で本を出して、それがベストセラーになった例がない訳ではないが、それはまさしく宝くじの一等賞金を獲得するのと変わらないほどに極めて確率は低い。有名な著者の本でも売れない状況にあって、無名の著者の本が売れる道理はどこにもない

 


「自費出版を売れると思って出版してはいけません!」⇒プロの書いた本でも売れていないのです

「村上春樹さんではないのですから5万冊も初版ですることはありません!」⇒プロでも初版5千冊程度です


http://ameblo.jp/inpub/entry-11530948225.html より 

 
自費出版とは?

http://www.raitonoveru.jp/howto/h/k.html

 

出版の現状

http://www.honyaku-tsushin.net/pub/bn/panic.html

 
出版社、書店、取次不況の実態…新刊の7割が返品、コンビニでも雑誌売れない

http://biz-journal.jp/2013/01/post_1263.html
  

 

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