その契約は有効か   [ブログ]

増刷して売れ残った本の買い取り部数の解釈を巡って出版社と見解の相違


増刷して売れ残った本の買い取り部数の解釈を巡って出版社と見解の相違。果たしてどちらの解釈が正しいでしょうか?

[残部の買取り]

甲(著者)は、本件書籍の増刷部数1,000部のうち700部について、契約終了時点(平成〇年〇月〇日)で残部があった場合、甲は残部すべてを定価1,000円の80%にて買取ることとする。


 (出版の経緯)

初版は自費出版でした。それが売れ切れました。そのため、増刷を出版社と協議しました。その結果、増刷に掛かる費用は出版社が負担するが、売れ残りが出たら著者(私)がそれを買い取るという条件で1,000部増刷しました。しかし、600部しか売れず、400部が売れ残りました。


 (出版社の見解)

出版社は、「増刷部数1,000部のうち700部について、残部を買い取る」と覚書に記載されていることから、400部を買取り部数として、1,000円×80%×400冊= 320,000円を請求して来ました。


 (増刷が実現した背景)

出版社と増刷を協議している時、担当者の説明では、700部が出版社としての採算ラインということでした。営利を目的とする企業にとって、採算ラインに満たない売り上げでは企業の存在は危うくなります。ですので、出版社のリスクを回避する手段として売れ残りを私が買取ることに同意しました。

(私の見解)
私は、600部しか売れなかった場合、採算ライン700部-売れた部数600部=100部を買取ればいいと思っていました。出版社の解釈でも、私の解釈でも、買取りの最大部数は700部です。しかし、その算出の基準となる買取り部数の解釈が相違しています。


皆さんはどちらの解釈が正しいと思われますか。皆さんのご意見をお聞かせください。
                                                                                              
2014/6/2 09:44:33

http://detail.chiebukuro.yahoo.co.jp/qa/question_detail/q12129990332
   


この[残部の買取り]の取り決めは、極めてあいまいだと言わざるを得ない。よくもこういう訳のわからない文書を作成するものだ。本を出したいという著者は、契約に不慣れであったとしても、出版社としては手慣れたものだろう。もしかしたら、出版社は意図してこういうあいまいな言い方をしたのか。まさかそんなことはあるまい。今後の進展を見守りたい。

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売れ残った場合の買い取り部数の解釈を巡って その2
http://oshiete.goo.ne.jp/qa/8618926.html


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