検証 “「書く力」が仕事力を高める! ” [ブログ]
この本は、古本屋で買ったのだが、長いこと買ったままでまったく読んでいなかった。それをたまたま蔵書の中に見つけ、数日掛かったもののとりあえず読み終えた。
著者は、これからのビジネスマンに求められる能力の一つが「書く力」だと言っている。そのことはまったく異論はない。同様の指摘は多くの類似する本が指摘している。著者は、少しでも多くの人に役に立つことを願ってこの本を書いたという。
しかし、この本は実にわかりにくい。共感できるところもあるのだが、何を言っているのかわからないところが多かった。明白な誤記も数か所あった。
著者は、本を読んでわからない個所には「?」を、共感した箇所には「!」を書き込むことを提案している(197ページ)。その提案する文章にも意味不明なところがあるのだが、提案そのものには共感できる。そもそも私は、本を読むときにはいつも疑問を抱いたところにはチェックを入れていた。
この本を読み終ったときには、ほとんどのページにチェックが入っていた。当然のことながらそれは、「!」ではなく、「?」が多くを占めていた。アマゾンの書評(カスタマーレビュー)には2件の投稿があったが、その一つは、「突っ込みどころ満載の本」であると評していた。
この福島哲史さんは、15年で80冊の本を書いたそうだ。3年で16冊。9ヶ月で4冊。2ヶ月と1週間で1冊! それはすごい。
と思ったら、きっとそこには裏があるはず。この本でいえば、おざなりな主張による、なおざりな本なのだ。
取り上げていることは、おかしなことではない。どこかで聞いたことがあるものだったり、そうかもしれないが説得力に欠けていたり、上っ面だけのものだったり。
本にするなら、それを掘り下げて取材して、厚みをつけて原稿にするのじゃないのかと思う。その時間を節約するので、15年で80冊も本が書けるのではなかろうか!
(★2つ)
カスタマーレビュー より
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ご愛読ありがとうございます。
ご指摘の通りです。
大変、申し訳ありません。
なにとぞ、ご容赦くださいませ。
2014.3.25 0:25
>下記の2点は、表記を間違っていませんか。
>
>119ページ
>
> ☓ 世に指示されている正論を
> 〇 世に支持されている正論を
>
>奥付
>
> ☓ 「書く力」が「仕事力」を高める!
> 〇 「書く力」が仕事力を高める!
by 著者 (2014-04-18 10:25)