検証 「強くてしなやかなカップルをつくる魔法の結婚式」 3   [ブログ]

「こんなはずじゃなかった」と後悔しないための心構え

 

あなたの相手はあなたが一生を共にしようと決心できるくらい素敵な人であることは間違いありませんが、かと言って完璧な人だという保障はありません。

 なにせお付き合いしている間は『アバタもエクボ』と言うぐらい、プラス評価で見ていますし、相手の方も会うのは週に1回程度でしょうから、ごまかすことも可能です。

 この週1回程度と毎日の違いはとても大きいのです。

 『彼のためにちょっと丁寧にお化粧して、ちょっといい服着て、部屋をきれいに片付けて、デートのプランを考えて、たまにはサプライズなんかも用意して・・・』なんてことができるのは週に1回だからです。

 週に1回しか会わないなら、時間をかけたお化粧で『最高の私』になっていますが、毎日しかもスッピンを見せるならごまかしはききません。

 『夫婦になったんだから毎日一緒にいられるね』っていうのは、週1日の特別な日が毎日続くのではなく、普通の日常を一緒に過ごすということです。それは週1日のプラス評価の日を基準に評価すれば当然『こんなはずじゃなかった』ですよね。

 そうならないためには、この人がどんな人かしっかり知ることです。相手を好きなことは好きとしておいといて、この人はどんな性格の人か、どんな考え方をするのか、どう言えば機嫌がよく、どう言えば不機嫌になるのか。

 とにかく人間観察をしてどう付き合うかを考えてみましょう。

(56~57ページ)

 

>あなたの相手はあなたが一生を共にしようと決心できるくらい素敵な人であることは間違いありませんが、

 

どうして「素敵な人であることは間違いありません」と言い切れるのでしょうか。素敵な人だと錯覚している場合だってあるはずです。「素敵な人だ」というのはあくまでも当事者にとっての主観であって第三者からみれば「とんでもない不良」という場合だってあるはずです。ここは、

 

>あなたの相手はあなたが一生を共にしようと決心するくらい、あなたにとって素敵な人であることは間違いないでしょうが、

 

とすれば何の問題もありません。著者が言うように「アバタもエクボ」はまさに、恋愛期間中によくある事実誤認です。だからこそ、相手が一生を共にするに値するかどうかを見極めることはこの上なく大切です。

 

著者の言おうとしていることで共感するところは多々あるのですが、その表現において「???」と思うところがあるために私はそれをこうして指摘しています。

 

私が同書についてこうして厳しく指摘できるのは、私が著者と何の利害関係もないからです。著者に媚を売る必要がまったくないからです。著者と親密な関係にある人の中には同書についてきれいごとしか言わない人もいるはずです。

 

「素晴らしい本ですね」という歯の浮くような賞賛の言葉に浮かれていてはいけません。苦々しい意見にこそ真摯に耳を傾けるべきです。夢が実現したとしてもそれで満足していては進歩はありません。さらにその上を目指すことにこそ進歩はあります。

 

出来上がった本を前にしてこれでよかったのかどうかと検討することは大切です。表現を改めた方がいいところについては素直にそれを認めて、増刷となった時に備えて改訂版を検討して貰いたいと思います。

     

長年連れ添った夫婦でも、お互いに気になるところがあったり、あわないところがあったりするかと存じます。

http://q.hatena.ne.jp/1155186984 

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