無関心の排除 3   [情報]

見て見ぬふりの弊害

 

書店で「見て見ぬふりをする社会」を見つけて迷うことなく買いました。369頁もある分厚い本なのですが、なるほどと頷くところが多々あります。一言で言うなら、如何に無関心であることが罪であるかをわかりやすく解説した本です。2,000円というその本の値段は決して安くはないのですが、一人でも多くの人に読んで貰いたいと思います。

 

以下、

訳者あとがき より(抜粋)

 

このままでは危険だとわかっているのに誰も対策を打たなかった、あるいは苦しんでいる人がいるのが推察できる環境にいたのに気づこうとしなかった、そういう例は毎日のニュースからも、身近な日常生活からも、たくさん見つけることができます。単なる怠慢から目をつぶっている場合、自分の利益や立場を守りたくて知らん顔をしている場合、自分にとってつらい事実を認めることができない場合……見て見ぬふりには様々なパターンがあります。

 

あまりにも日常的な現象なので、縁がないという人はいないでしょう。しかしありふれているからその存在に慣れ、当たり前のように感じていると、見て見ぬふりは増殖し、エスカレートし、とんでもない事態をまねくこともあるのです。

 

未曾有の大震災や原発事故に見舞われたばかりの我々日本の読者にとっては、見て見ぬふりの弊害は今まで以上に重大な問題だといえるでしょう。

   

マーガレット ヘファーナン ・著

仁木 めぐみ ・翻訳

河出書房新社 (2011/12/2) 

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書評「見て見ぬふりをする社会」全人類に備わる狡猾なメカニズム

http://www.hanahakobe.com/article/249749948.html


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