自費出版から映画化された書籍「リアル鬼ごっこ」   [ブログ]

罵詈雑言の嵐がヒットにつながる

何でこんなのが映画にまでなるのかと思えるのが「リアル鬼ごっこ」(山田悠介・著)。 

文章表現の未熟さや奇抜なストーリーが散々な酷評を得る。しかし、そのことが逆に話題を呼び、100万部を超える大ヒット。「もし作者に、例えば人並みの文章力があったら、決してあそこまで売れはしなかっただろう」という指摘もある。 
 
デビュー作にして一躍ベストセラー作家となった山田悠介氏。爆発的なヒット作を飛ばすことがあっても、その後が続かないというケースはよくあるが、山田氏は現在もそれなりに作家活動を続けている。売れない作家にとっては、山田氏のケースは実に忌々しいことだろう。「何であんなのがヒットして、俺の本が売れないのか」と。
 
「リアル鬼ごっこ」が映画化されたのは、そのストーリーの特異性にあるのではなく、あくまでも話題性にある。作品の評判が評判を呼び、ベストセラーとなった。だからこそ、本の読者が映画の観客になることは十分に予想できた。

「リアル鬼ごっこ」は、作品の質よりも話題性で本が売れたり映画化されたりした。もし、山田氏がそういうことを意図して拙い文体で執筆したとしたら、凄いビジネスの才能があると言える。しかし、よく考えれば、そういうことはあり得ないか・・・?

  
Wikipedia より  
 

 

 

 
小説の楽しみ方 ~『リアル鬼ごっこ』基本的突っ込み~

http://www5a.biglobe.ne.jp/~junkshop/realoni.htm 

 
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ある引きこもりの少年がいた。その引きこもりの少年があるとき小説家になりたいと言い出した。今まで、小説なんて読んだこともないし、ましてや書いたことも無いのに唐突に小説家になりたいという息子に両親困惑。


しかし、少年は小説家になると言ってきかない。とりあえず、作品を見てみた父親は絶句。読んだ作品は父親から見ても、どう考えても世の中に出せる作品ではない。そこで、父はとりあえずやってみてダメならあきらめてくれるだろうと、自費出版で出版するための費用を出す。 

そんな作品なので市場での評価はさんざん。もう罵詈雑言の嵐。  ( 中 略 ) 

しかし、その罵詈雑言が噂を噂を呼んで、「そこまでひどい小説があるのか。それなら一回読んでみるか」と読む人が続出。そして、またそうやって読んだ人が罵詈雑言を浴びせて、噂が噂を呼ぶというネガティブなんだかポジティブなんだか良くわからないスパイラル。

 投稿日:20081 8 by 聖幸

http://blog.zikokeihatu.com/archives/001321.html  より 

書評 「リアル鬼ごっこ」 2

http://mondai-kaimei2011.blog.so-net.ne.jp/2013-09-27-3


本】 ネガティブ書評の5つのデメリット(私の場合)

http://smoothfoxxx.livedoor.biz/archives/51282767.html


ネガティブ書評が集まって、自費出版から商業出版され映画化された話
http://blog.zikokeihatu.com/archives/001321.html

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コメント 4

amatuki0927さん

「リアル鬼ごっこ」の山田悠介は文芸社から自費出版で出して、ここまで有名になったんですよ!!牛乳配達をして出版費用を稼いで、今では世田谷の一等地にマンション持ってるくらいまで出世しています。

本当にいい作品は口コミや2ちゃんねるなどであっという間に広まります。セカチューだってはじめは3000部以下の売上でしたよ!

http://detail.chiebukuro.yahoo.co.jp/qa/question_detail/q1353640288;_ylt=A7YWPRTW7adTF0UAp1.d_PN7?pos=5&ccode=ofv

by amatuki0927さん (2014-06-23 19:06) 

増上慢

確かに、いい本だったら今やネットですぐに評判は広まりますよね。それが、何の反響もないとなると、売れないのは当然です。

売れるはずと思って書いた本が売れないのは、著者の思いだけが突っ走っているだけということですかね。

宣伝の仕方にもよるとは思いますが、やはり中身(コンテンツ)が肝心ですね。

by 増上慢 (2014-06-23 19:54) 

カテゴリーマスター

そもそも売れるわけもないド素人の落書きを、ベストセラーになるかのように褒めあげて出版させようとする商売はどうかと思いますが、駄作文以下のクソ本が売れてしまい、ベストセラー作家になってしまった例が実際にありますから、必ずしも嘘を言っているわけではありません。

by カテゴリーマスター (2014-06-29 08:49) 

出版商法の講評書きの実態

人称や視点が混乱している、
人物設定が陳腐、
時系列が錯綜していて意味不明……
という本当のことを書いてはいけない。
出版社の要望は、「いいところを見つけて、褒める」「決してけなさない」。
つまるところ、どんな作品でもおだてて、コンクールには落選しましたが、
出版するだけの価値はある、我が社でいかがでしょう?と、
自費出版に上手くおびき寄せるための作戦。
いや、罠、といっていいだろう。
私もその片棒を担ぐのである。
ギャラは、選評1本につき、1000円。 
400枚の原稿も10枚の原稿も、一律1000円である。
やり始めて、深い後悔にさいなまされた。
褒めようと思っても、褒めるべき部分がどの作品にもほとんどない。
という以前に、おもしろいとかおもしろくないという次元の前に、
日本語が成立していない作品も多かった」

by 出版商法の講評書きの実態 (2014-07-03 09:45) 

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