自費出版はおいしい商売(?)   [ブログ]

大手自費出版業者の新風舎が倒産して6年・・・


「印税が入ってきますよ」 悪質な「自費出版ビジネス」の被害者は救済されるか?


自分の書いた本を出版してみたい。そんな夢を持っている人は少なくないだろう。しかし、そうした夢につけこむような商法が問題となっている。

「印税が入ってくるので、支払いにあてられます」などと語り、小説や詩集を自費出版するようしつこく勧誘したのは、特定商取引法違反(不実告知など)にあたる――このような理由で、出版社の日本文学館が9月中旬、消費者庁から新規勧誘などの業務停止命令を受けたのだ。


消費者庁の発表によると、同社はホームページや雑誌で呼びかけて、自作の小説や詩のコンテストを年間30回ほど開催。応募者に電話をかけ、自費出版や添削サービスの受講をしつこく勧誘していた。
  


ある応募者には「入賞しましたよ」と言いながら自費出版を勧めていた。応募者が「お金がないから」と断ろうとしても、お金が「戻ってきますから」とくり返し言って、出版のための費用として21万円を振り込ませた。だが、報道によれば、同様の勧誘を受けて出版した人の印税は、最高でも数万円にすぎなかったという。


実際にはたいして印税が入ってくる見込みがないのに、それを隠して、自費出版を勧めていたとすれば悪質だ。
   

2013124日(水)15:30

http://blog.goo.ne.jp/92freeedition44/e/e31df84394f0501844c32267dd511ea5 より
   

著者とのトラブルを多く抱えて倒産したのが新風舎。一時期(2006年)、360人の社員を抱え、自費出版系を含めた年間出版点数では日本最大という記録を達成した。しかし、本を出したいという顧客の夢を食い物にしたことでトラブルが多発し、ついには倒産に追いやられた。
   

本は、金さえ出せば誰でも出版できる。一冊でも本を出せば、一応は「作家」と名乗ることができる。しかし、無名の素人が書いた本が売れることはまずあり得ない。ましてや、作家として食っていくには、絶えず書き続けなければならない。
  

作家になりたいという夢を食い物にする悪徳商法が自費出版だ。「あなたは才能がある。本を出してみませんか」という甘い誘いには要注意だ。
 
自費出版を扱っている会社のすべてが詐欺まがいのことをしているという訳ではないが、営業停止処分を受けてもその営業姿勢は相変わらずという出版社もあるという。作家志望の方、くれぐれもご用心のほどを。
 
詐欺まがいの自費出版にご注意下さい。

http://s-u.co.jp/%e5%87%ba%e7%89%88/2013100202/
  

増刷分の売れ残りの買取りを巡って出版社と泥仕合(?)

http://detail.chiebukuro.yahoo.co.jp/qa/question_detail/q10130523890
 

自費系出版社「新風舎」倒産! 放漫経営を物語る内部資料の存在
http://www.cyzo.com/2008/01/post_259.html

 
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五目夜話

ごく例外的な奇跡を除けば、自費出版は決して売れません。著名人の書いた本ですら売れない時代です。書店に並べますよなんて言っていても、すみにちょっとの間、置くだけやし、彼らは売れないということは最初からわかってるんです。売れないのを承知で募集したり、出版説明会をしたりしてるのは、著者に『○○賞候補です』 『いい原稿ですね』 などと、くどいて出版させて儲けようとしているだけなんです。


by 五目夜話 (2014-06-17 12:52) 

単純な疑問

売れなきゃ業者も儲からないのに、なぜ出版を勧めるの?

by 単純な疑問 (2014-06-17 12:58) 

回答

自費出版の会社は、読者がお客さんではありません。お客さんは著者なのです。著者と出版契約を結ぶことができれば、それだけで儲かるのです。

なぜならば、著者が支払う出版費用の中に出版社の利益はちゃっかりと入っているからです。

出版社はボランティア団体ではありません。出版社が利益を求めるのは当然です。ですので、本が売れなくても出版社は儲かるのです。ましてや、売れないことがわかっている本を出版社が売るために営業することなどあり得ません!!

by 回答 (2014-06-17 13:16) 

名無しさん@13周年

この手の自費出版ビジネスってちょっと前にも問題になったりして
どういうカラクリがあるのか大概知られているものかと思っていたけど
まだこういうところでやってるコンテストに応募しちゃう人とかいるんだね。
世に盗人の種は尽きまじ、とはいうけれど
騙される人の種も尽きないんだろうな。

2013/09/20(金) 01:54:33.48 ID:HMz00rxA0

by 名無しさん@13周年 (2014-06-18 14:30) 

よくあるパターン 

「自費出版レベルにとどめるには惜しい作品です」

「全国流通に乗せる『協力出版』枠へ推奨」

「自費出版とは異なる全国展開可能な書籍刊行システムを推奨」

「○○様が有名でないので企画出版は困難です。しかし、このまま埋もれさせるのはもったいない作品です」

「○○様の作品は惜しくも選から漏れてしまいましたが、作品はすばらしく、私から推薦させていただいた結果、共同出版のご提案ができることになりました」

「○○様は素晴らしい原石を持っている。○○様の作品は本として世の中に出すべきであると私は思います。なによりも私が○○様の作品に惚れ込みました」

「第二弾(続編)は、当社の負担で出版いたします」

「○○様の作品は、私の心に残る作品となっていました。そこで提案なのですが○○様の作品の出版プロデュースをさせていただき、今まで好評いただけた作品同様『共同出版』で世に問うてみたいと考えています。私個人の思い入れは別にしても、出版の良さは数多くあります。著者の分身また子供である作品が、多くの読者・人との出会いの場を創造し、公的な財産として永久に定着することは、表現者なら誰でも夢見ることではないでしょうか。時間と距離を越えて多くの人に読み継がれていく本を出版していきませんか」

http://www.kobeport.net/news/kyodo.html

by よくあるパターン  (2014-06-19 11:03) 

通りがかり

かつて、「インテリが新聞作って、やくざがそれを売る」と言われました。
出版業界にも当てはまるところがありはしないでしょうかね。
本の中では立派なことを言っているものの、実際にはとんでもない人だったというのはあり得ます。
その一人が*****〇〇さんです。
出版社は●●●●出版です。

by 通りがかり (2014-06-19 11:26) 

自費出版でトラブル相次ぐ

自費出版はだれもが自由に表現できるメディアで、出版や言論の多様性を担保する意味で出版点数が増えているのはいいことだ。内容も絵本や小説、写真集など多様化している。ただ、書店に流通しても売れるものは限られている。著者は売れるものは少ないと認識し、出版社側はどの書店にも並ぶわけではないときちんと説明し、お互いが納得して出版契約を交わすべきだろう。

2007年07月04日17時53分

by 自費出版でトラブル相次ぐ (2014-06-20 21:40) 

思い上がり

本が売れるかどうかは、実際に売ってみないと誰にも分からない。褒められて高く評価されたから、「自分の本は絶対に売れる」「売れないのは出版社のせいだ」などと思いこんでしまうのは大間違いだ。確実に売れるという保障などどこにもない。冷静に考えれば誰にでも分かることだろう。ところが、人というのは褒めて持ちあげられると、冷静に物事を考えられなくなってしまうものなのだ。言葉巧みな勧誘でマインドコントロールされないよう気をつけなければならない。売れるかどうか賭けてみるのは自由だが、その結果は最終的には著者の責任だろう。

by 思い上がり (2014-06-21 00:22) 

うそ八百

消費者庁の2013年9月19日の発表によると、「ノベル倶楽部」はトータルのサービスで、費用は63万円に上る。だが勧誘の際には添削だけが受けられるかのように説明し、全額ではなく「21万円あればいいです」とウソの内容を告げていたと指摘した。

勧誘の対象は、同社が開催している小説やエッセイ、詩のコンテストに応募した執筆者だ。担当者が電話をかけ、特別に選ばれたような印象を与えつつ自費出版へと誘導したという。「収入が一銭もない状態でローンを組むこともできない」と明確に拒絶の意思を示しても、しつこく勧誘を続けたり、複数回に渡って電話をかけたりした。

ある人には「添削を受けるのにまず21万円、その後出版するなら42万円払うってことで、もし出版をしなければ、残りのお金は払わなくてよい」と告げたという。お金がないと何度断っても「チャンスを逃さないほうがいい」「明日食べられなくなったら、お金を返す」とまで言ってきたそうだ。明らかに法律上禁じられている「再勧誘」にあたる。この人物は仕方なく21万円を払ったが、後から契約書をみると「添削のみ」とは書かれておらず、出版しない場合の残金の取り扱いにも触れられていなかったため、慌てて消費者センターに駆け込んだのだという。

自費出版大手悪質手口の一部始終 「印税で払える」「カネは戻す」とウソ連発 http://www.j-cast.com/2013/09/20184355.html?p=all

by うそ八百 (2014-06-21 06:00) 

NO NAME

書店に対してどのような営業をしているのかという問いに対して、具体的にその内容を答えられなかったり、一冊の本になるだけの原稿の分量がないにもかかわらず、契約させようとするような出版社は要注意。出版社にとって顧客は、読者ではなく著者。契約さえ取ればそれで利益が発生。

by NO NAME (2014-06-21 09:10) 

出版社はどう決めるか

大々的に新聞などで自費出版の広告・宣伝をしている出版社の広告・宣伝費は、よく考えれば自費出版の書き手が負担しているのです。本の製作にどれだけ費用がかかるのか確認が必要です。客観的な判断の材料を得ながら決めたいものです。小さな出版社であっても確かな編集と本づくりへの取り組みで信頼を得ているところを探し出すことです。信頼と確かな本づくりは、出版社の大きさとは比例しないのです。

by 出版社はどう決めるか (2014-06-23 18:15) 

ベストアンサー

自費出版を勧めてくる出版社の手法

「特選にはもれたけれど、佳作入選しました。賞金は出ませんが、賞状はお送りします」と言って小さな賞状が送られてきます。

で、しばらくしてから「せっかくですから、もう少し長編にして自費出版しませんか」と誘いが来る。「わが社でも余裕があれば是非出版したいのですが、この不景気ですし、でもあなたの才能を埋もれさせるのはもったいない」みたいにたたみかけてくるんです。

でもとにかく「自費」なんですよ。 万が一、世の中にうまいこと売れた時には、自費出版分は回収できますよ、でも権利は「勧めた出版社」であるウチのものですよ、という契約書が来ます。

そこで初めて、「ああ、これは要するにだまされている」と気付くのです。本当に売れそうなモノなら、「自費」じゃなくて「ぜひウチで」になるんです。

目を覚ましましょう。自信ある作品ならば、有名な賞(新人向け)に応募しましょうよ。そこで認められたら本物です。
これはあなたにとっての「チャンス」ではありません。 自費出版を勧める側の「チャンス」なだけです。

http://detail.chiebukuro.yahoo.co.jp/qa/question_detail/q1067977355 

by ベストアンサー (2014-06-23 18:42) 

疲労困憊

知人がある出版社から本を出した。自費出版だったが、初版は完売した。

出版社の営業努力は期待できなかったので、著者とその関係者が、近隣の書店と交渉したり、ネットで宣伝したりして、販売促進に尽力した。その結果、一部の書店には平積みもされた。

初版が売れ切れても、購読を希望する声が少なくなかった。そこで、出版社と増刷を協議した。

出版社は増刷に乗り気ではなかった。しかし、売れ残りが出た場合には著者が買取るという条件で、1,000部の増刷が実現した。

しかし、著者の思惑通りには売れなかった。むしろ、それは、出版社の思惑通りだった。

出版社は、増刷した1,000部がまったく売れなくても著者がそれを買取ることで損はしない。

だから、出版社が売るための営業努力をするはずがない。

そもそも、売れるはずのない本を売ろうとするはずがない。

売れなくても儲かる、おいしい商売だ。

by 疲労困憊 (2014-06-26 10:45) 

NO NAME

出版というのは謂わば「博打」なんです。売れれば大儲けだけど、売れなければこれはもう悲惨の極みです。倉庫には返品の山です。とんでもない赤字です。それがハナから売れても売れなくても「採算が取れる」商売を思い付いたってとこが慧眼だってことです。

つまり、自費出版を商売にするってことは、売れる売れないを度外視した新機軸だってことなんです。商売のコンセプトが「作るだけで採算が採れる」ってことなんです。

出版に関わった者なら簡単に分かることなんですが、現代は著名な物書きでも「売れる」なんて至難の業の時代です。ましてやシロウトの書いたものなど、書店では初めから平積みはおろか梱包を開いたまますぐに閉じてしまい、取次に返品するのが常態なんです。

したがって、自費出版の要諦は、一冊も売れないことを前提とした商売だってことです。

2012/5/31(木) 午前 10:54
http://blogs.yahoo.co.jp/fmo2004jp/13744613.html

by NO NAME (2014-06-26 20:00) 

内部告発すべし

私は悪質会社の社員に対して恨みのようなものはあまり感じないし、批判する気持ちもない。なぜなら、一社員が自社の悪質な商法について何とかしたいと思ったところで、内部から会社の体質を変えることなどほとんど不可能だからだ。悪質商法を行っている会社の責任は、ほぼ100%経営陣にある。

それに、悪質商法をしていると知って入社する社員もほとんどいないだろう。入社してみたら、なにやら「人を騙すようなことをやっている」と気づき、罪悪感にさいなまれる人も多いだろう。しかし、新入社員が上司に物申すなどまずできないに違いない。良心が咎める人は辞めるという選択肢しかないし、生活のことを考えるとそう簡単に辞めることができない人だって多いと思う。「赤信号、みんなで渡れば怖くない」というが、新風舎の場合は罪悪感すらなくなっている社員もいたらしい。

http://onigumo.cocolog-nifty.com/blog/2012/04/post-6ad6.html#comment-107902083

by 内部告発すべし (2014-06-28 17:38) 

ベストアンサー

お金を出して作って、売れなくて、自宅に返本の山
売れなかったのか、売らなかったのか。
立場によって考え方が違えば、裁判になるのも不思議ではありません。

「新人賞落選するような人ばっか」なので、良いカモとも言えるでしょう。
毎年、無数にある新人賞にも引っかからないのですから、著作者にとって自費出版は非常にリスクの高い出版方法と言えるでしょう。

http://detail.chiebukuro.yahoo.co.jp/qa/question_detail/q10109470780

by ベストアンサー (2014-06-29 08:38) 

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