冤罪は罪の大小に関らずあってはならない   [死刑廃止論]

袴田事件、静岡地裁が再審開始を決定

 

弁護団「主張が100%認められた」

 

 「主張が100%認められた決定文だ」。袴田巌元被告(78)の再審開始を認めた静岡地裁決定を受け、弁護団の小川秀世事務局長は喜びをあらわにした。

 

 西嶋勝彦弁護団長は決定で「5点の衣類」が捏(ねつ)造(ぞう)された疑いにまで踏み込んでいる点について触れ、「捏造に関わった人たちは名乗りを上げて真相を明らかにしてほしい。また捜査機関だけでなく、誤った判断をした司法も猛省してほしい」と批判した。

 

 第2次再審請求審で、検察側が新たに約600点の証拠を開示したことについては「今回は、捜査機関が隠し持った証拠を引き出したことが大きな要因になった。これからは、証拠開示を求められたら検察側は応じるべきだ」とした。

 

 また、地裁が袴田被告の拘置の停止を認めたことについて「(死刑囚の)再審開始で裁判所が拘置の停止を命じたのは、前例がない。学説の中には当然認めるべきだとするものもあったが、疑心暗鬼だった。申し立てが受け入れられてよかったと思う」と話した。

2014.3.27 14:05

http://sankei.jp.msn.com/daffairs/news/140327/trl14032714080006-n1.htm より

 

袴田巌さんが逮捕されてから48年ぶりに自由の身となった。この事件は、死刑判決文を書いた裁判官自身も冤罪を主張している。その裁判官は、「先輩の裁判官の圧力に屈して死刑判決文を書くしかなかった」と告白している。誤りを認めない裁判官が多い中でその告白は極めて大きな意味を持っている。

 

袴田さんが釈放された背景には、DNA鑑定の技術の発展が大きく寄与している。それが捜査機関の証拠捏造を明らかにした。しかし、それは同時に真犯人を取り逃してしまったことを明らかにした。関係者の責任はこの上なく大きい。

 

袴田さんは今日、3歳年上の姉・ひで子さん(81歳)とホテルで48年ぶりに朝食を一緒にしたという。しかし、失われた時間は戻ってこない。残された人生の時間を考えるとあまりにも失われた時間は大きい。

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袴田事件、再審認める 死刑確定33年、無実訴え

http://www.youtube.com/watch?v=rZ62xP0EX7w

          


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