塀の中の医療問題 [公務員]
矯正施設における医療はどうあるべきか
同刑務所によると、副看守長は医務課の保健助手だった2010年7月〜2011年10月、40代の男性受刑者の要求に軟こうと鎮痛剤を計47回にわたって不正に渡していた。
受刑者は腰痛があり、必要な薬は処方されていたが、副看守長に規定以上の薬の処方を繰り返し要求していた。副看守長は「再三、『薬をくれ』と要求されることが煩わしかった」と話しているという。
http://ameblo.jp/lisa89314/entry-11367638423.html より(抜粋)
「三食食い放題だし。ヘコヘコしてりゃあ普通に生活できるし。何よりムショ内って安全だしね。ホームレスになる奴は馬鹿、受刑者ってのは人の税金で飯食える特権階級なんだよw」「金がなくても病気になったら治療してもらえるし・・・」という声があります。
また、「作業報奨金を賃金並みにアップして、受刑者も健康保険に加入させる(掛け金も払わせる)制度をつくり、そのうえで一回ごとの受診にあたっての自己負担額もちゃんと徴収することにすれば、真に病気がつらいときのみ受診し、軽いときは我慢するという合理的なインセンティブが働くから、刑務所内医療の適正化が可能になるだろう」という声もあります。
受刑者に直に接する看護師や刑務官としては、「こんな極悪人にどうして・・・」と思う事はあるはずです。亡くなった被害者が味わった苦痛を考えればそう思って当然です。しかし、それを口に出すことはできません。辛いところです。
八王子医療刑務所では末期症状の受刑者に対して緩和ケアを実施しているといいます。まだ試行錯誤の段階らしいですが、極悪人といえども緩和ケアを受けることになるのは避けられないようです。そういう加害者に無残に殺害された被害者の遺族の気持ちを思うと実に忌々しい限りです。
富山刑務所の受刑者死亡 塀の中、しぼむ医療
http://iryou.chunichi.co.jp/article/detail/20120501163928568
北陸中日新聞 2012年5月1日
八王子医療刑務所における緩和ケアの取組について
「刑政」2013年7月号
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