愚かな現実 [省エネ]
「省エネ何ぞくそ喰らえ」
私が勤務した施設においては、何とも情けない現実のオンパレードでした。外来者を迎え入れる玄関であっても日差しが差し込むようないい天気の時には努めて消灯すべきです。しかし、現実はどんなに天気がいいときでも電灯がついたままという事はよくありました。私はそういう不必要な照明は積極的に消していました。
私の直属の上司が自室の電灯を消しもしないで施設内を巡回していた時、私は用があるかのように装って上司の部屋に入り、つけっ放しの照明を消していました。そして、わざとある細工をしてスイッチを入れても電灯がONにならないようにしたこともあります。
そういう事をするのは私以外にはいなかったはずです。しかし、そのことで何ら私は咎めを受けてはいません。そもそも、咎められるはずがありません。咎められなければならないのは監督者たる上司です。情けないことには、別の上司は昼休みに、自分の執務机(窓際!!)の真上の電灯をつけたまま居眠りしていました。窓からは日差しが差し込んでいるというのに。
同様の事例は列挙すれば切りがありません。しかし、すべての部署で省エネに無頓着だったわけではありません。夕方になるまでほとんどの電灯がOFFという部署もありました。各自の執務机の上には電気スタンドがあります。それを使えば部屋全体の照明はそれほど必要ではありません。それが当たり前ではあるのですが、そうでない部署もあったのです。
エレベーターの使用に関してもいい加減な実態がありました。重い荷物を持っている場合は別ですが、一階あるいは二階上に行くのは階段を使うべきです。そこである時、その使用に関する注意事項がエレベーターに張り出されました。 しかし何と、 ・・・ (続く)
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