勝間和代さんの死刑廃止論 2 [死刑廃止論]
説得力に欠けるおかしな主張
勝間和代さんは、「自分の家族が殺されても死刑反対と言えるのか」という反論に対して「それでも私は死刑廃止と言う。死刑が犯罪の抑止力に何の役にも立たないから」だと言います。
犯罪の抑止力に関しては学者の間でも見解が分かれています。しかし、勝間さんは「抑止力はない」と断じています。しかし、勝間さんは経済の専門家であっても法律の専門家ではないはずです。そこに私は勝間さん独特の傲慢さを感じます。
死刑に犯罪を抑止する力があろうがなかろうが、それは関係ないでしょう。罪を犯した者はその程度に応じて罪を償う責任があります。その最たる罪の償いの手段として死刑という刑罰が存在します。死刑に相当する罪を犯したからこそ死刑判決を受けるのです。他の者に対する見せしめのために死刑があるのではないのです。死刑に犯罪の抑止力がなくても死刑を必要とする理由がそこにあります。
勝間さんの主張に対して、「所詮は他人事だから言えること。そういうことが言えるということは、想像力が欠如していることを公言しているのと同じ。自分の家族が殺されることになる状況など想像できないから言える」と、2CHに書き込みがありました。まったくその通りです。
「基本的人権を尊重出来ない者の生きる権利など尊重にも保護にも値しない」と言う人もいます(⇒ブログ「きおくのはざま」)。
勝間和代「自分の家族が殺されても、わたしは(死刑廃止と)言います。死刑が犯罪の抑止力に何の役にも立たないから」 2012年07月10日
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「この人目立ちたいだけですよ。 今のこの時期にこんな発言すること自体そうでしょ。 なんか、目立つ力とかそんな本だしてるし。こういう人間て被害者の心情より、自分の本が売ることとか、有名になることとしか考えていない」という書き込みもありました。
by クレーマー&クレーマー (2013-03-27 19:54)
「死刑が犯罪の抑止力云々とよく言われるが、そもそも死刑というものは犯罪の抑止力の為に設けられた刑罰なのか?」「とりあえず死刑になった人はもう出てこないから抑止になると思うけど」という書き込みもありました。
これに対する死刑廃止論者の反論を聞きたいものです。
by クレーマー&クレーマー (2013-03-27 20:20)