「弟を殺した彼と、僕。」 2   [出版]

死刑賛成の人にぜひ読んでほしい

http://blogs.yahoo.co.jp/hiroshikey66/62279674.html 

死刑賛成の人にぜひ下記の文章を読んでほしい。

もし、あなたが死刑に賛成する理由が、「遺族感情に配慮する」というものであるのなら、そして私と同じく幸運なことに、あなたが死刑に相当するような罪状による犯罪によって家族や友人など近しい人を殺された経験がないのなら、ぜひ下記の一文を読んでもう一度考えてみてください。

弟を殺された原田さんは、死刑制度に反対している。

三重県伊賀上野町の駅前で死刑反対のビラを配っていた時、一人の男がつっかかってきた。

「あんたらは、被害者の遺族の気持ちを考えたことがあるのか」

言われた人は原田さんを紹介し、

「こちらの方は、弟さんを殺された被害者のご遺族です」

文句を言ってきた男は一瞬たじろぎ、「あ、電車が来た」といって逃げ出してしまった。

原田さんはこういっている。

「被害者遺族の気持ちを考えたことがあるのか」といいますが、彼らもまた考えたことはないのです。一方的に「被害者遺族は怒りに凝り固まって死刑を望んでいる。」と決めつけているのだと思います

月刊「創」12月号の鈴木邦夫氏の連載「言論の覚悟」にて、「怨み、憎しみ、そして赦し」として紹介されているものです。(原田さんは、シスター・プレジャンの来日時に、共に講演もしています)

犯罪で悲劇に見舞われた人にもいろいろな人がいる。その人を知りもしないで、勝手に自分だけのステレオタイプの見方が正しいのだときめてかかるのだとすれば、私はその姿勢をもっとも軽蔑しますし、忌むべきものと考える。上記の伊賀上野駅でつっかかってきた人のような者は他人の不幸を、自分の憂さ晴らしの感情を正当化するために利用しているにすぎないのだと私は考えます。

      
       

原田 正治 ()

ポプラ社 (2004/08)

 
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