keyさんの死刑廃止論 4 [死刑廃止論]
死刑の是非と被害者感情
死刑廃止論者のkeyさんは、被害者感情を理由として死刑に賛成することを強く批判している。しかし、自分が被害者の遺族になったときに、同様な意見でいられるのかどうかについては何とも言えないと、正直にその心情を吐露している。そして、できうる限り、「復讐感情にとりつかれない精神状態を保ちたい」という。
しかし、殺人事件の遺族の多くが加害者の死刑を求める。それは、被害者側の心情に思いを重ねれば当然のことである。keyさんは、自分がそういう立場になってみないことにはわからないと言うが、それは想像力を欠いているのではないのか。
日本弁護士連合会副会長を歴任したこともある岡村 勲氏は、関与した事件の関係者に奥さんを逆恨みで殺害された。「現行の法制度に馴れてしまい、被害者の苦しみ、権利に思いを致すことがなかった。妻を亡くして、初めて常識に立ち戻れた」と言っている。
闇サイト殺人事件の遺族の磯谷富美子さんは、「同じ恐怖と苦しみを味合わせながら、この手で同じように抹殺してやりたい!これが偽らざる気持ちです。尊い命の代償は、同じく命で払ってください」と訴えている。
富美子さんの一人娘の利恵さんは、命乞いする利恵さんの声を無視して無残に殺害された。そのような無慈悲な者にどうして生きる権利があるというのか。死刑という刑罰は、そういう者がいるからこそ必要と言わざるを得ない。
「死刑の確定件数が大台に」という記事を読んで ~ 死刑制度についての私見
http://blogs.yahoo.co.jp/hiroshikey66/46750422.html
死刑賛成と、「被害者遺族感情」を利用して叫ぶ人を、私は決して信用しないhttp://blogs.yahoo.co.jp/hiroshikey66/62653703.html
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