「人生逆戻りツアー」の不可解な記述   [言葉・文章]

著者と編集長に問いただしても回答なし

 

827日、「人生逆戻りツアー」の著者の泉ウタマロさんがその著書について語る場に私も参加しました。それまで私は、彼女について何の認識もありませんでした。そのため、著者の話を聞くに当たってその前にその著書を買って読んでみました。

 

ネットの書評にはこの本を絶賛するメッセージが溢れています。私も著者の言おうとしていることにはかなり共感するところがありました。しかし、私はこの本を一気に読み終ることはできませんでした。それは、この本には訳のわからない表現や、明らかな誤記が少なくなかったからです。

 

そこで私は、編集長の〇〇氏にそのうちのひとつを指摘しました(2013.8.31)。しかし、それに対して〇〇氏からの返答はありません。著者のウタマロさんにも直接、メッセージを送りました。しかし、彼女からも返信はありません。

 

いったいこれはどういう事かと思います。あまりにもその対応は不可解でなりません。多くの読者の支持があることをいいことに、少数意見を抹殺しているかのようです。

 

私は一読者として疑問に思うところを著者と編集長に提示しました。それは、もし「人生逆戻りツアー」が増刷されるようなことになった場合には、ぜひとも改訂版を出して貰いたいと思ったからです。著者の言おうとしていることに共感するからこそ、より良い形で世に出して欲しいと思うのです。

 

私は、「人生逆戻りツアー」をこの上なく精読しました。もしかしたら、編集長以上に精読しているかもしれません。精読すればするほど、明らかな誤記や疑問に思えるところが出てきます。著者や編集長が私の指摘に対して無視を決め込んでいるその対応は、とても賢明なものだとは思えません。

 

http://hiwihhi.com/amneris84/status/257318700988899328 より

 

ささっと時間をかけずに書いて、名文を作れる人もいる。でも、たいがいの場合は、一定の時間をかけて考えて、書いてみて、その後に第三者の目と手を通したもののほうが、より質が高くなる

 

これだけたくさんの人がありとあらゆることを発信する中、より質の高いものを出せば、後々まで人の心に強く残る。自分が読み手の場合でも、できればより質の高い、読みがいのあるものを読みたい――時間は限られているのだから。

 

注意したいのは、第三者の客観的な目と手を入れるのは、あなたが書くものが劣っているから、あるいはあなたが初心者だから必要だ、というのではない。誰にとっても深みを出すためには必須だと私は思っている。

 

やっぱり「編集者(=エディター)」は必要だ より

  

泉ウタマロさんとのお茶会

http://mondai-kaimei2011.blog.so-net.ne.jp/2013-08-27-5

 

視点が混乱している小説の一例

http://www4.rocketbbs.com/741/bbs.cgi?id=kouryu3&mode=res&no=42492

 

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クレーマー&クレーマー

掲示板に「 無視されることに腹を立てるのは筋違いかと思います。筆者が何でも読者の言うことを聴かなければいけないわけではありません」という指摘がありました。この「腹を立てる」という表現に私は、少し違和感を覚えます。

確かに私は、著者や編集者の対応はおかしいと思っています。だからこそ、そのことを問題提起しています。怒りを発散するためにネットを利用しているわけではありません。

「どうしても認められない本は読まないという選択肢が許されています」という指摘もありました。

私は「人生逆戻りツアー」を全面否定しているわけではありません。著者が言おうとしていることに共感するところもあります。ユニークな発想の小説だと思っています。だからこそ、曖昧な表現や迂闊な誤記には黙っておれません。

評価するに値しない作家の本などこうしてネットに書き込むことなどしません。評価するからこそブログや掲示板で取り上げています。

by クレーマー&クレーマー (2013-09-21 13:36) 

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