省エネ対策の理想と現実 3    [省エネ]

やっているというアリバイ証明のようなもの  

 

私がかつて勤務していた職場は、省エネについてはまったくと言っていいほどいい加減でした。上級官庁からの達しに基づいてすべての職員に省エネに努めるように指示は出るのですが、それは建前だけのものでした。やっているというアリバイ証明のようなものでした。

  

省エネに関する指示は、「総務部長指示」という形で出ました。すべての部署の職員にそれを順守することが求められていました。しかし、職員を監督する立場にある幹部がその指示の順守に無頓着でした。自室の電灯を消しもせずに現場の職員の監督にたびたび出掛けていました。笑止千万と言わざるを得ない実態がそこにありました。

  

退職してから10年になるのですが、その後も相変わらずではないかと思えてなりません。2年前の東日本大震災の直後には厳しい電力事情のもとで徹底的な電力使用の見直しがなされたはずです。一時的には厳しい電力の使用制限があったかもしれません。しかし、どんなに厳しい指示を出したとしてもそれが守られていなければそれは「絵に描いた餅」です。

 

絵に描いた餅

→実際には何の役にも立たないことのたとえ。また、実現する見込みがないことのたとえ。

 

 

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