怒り再燃の夏 [省エネ]
名ばかりの省エネ対策
4月26日、今年の夏の省エネ対策について政府の方針が確定しました。7月1日から9月30日までの3ヶ月間を節電期間として盆(8月13日~15日)の時期を除く平日の節電を要請するということです。東日本大震災後は厳しい電力事情が続きましたが、今年は節電の意識が定着したこともあって数値目標を設定しないといいます。
私は国家公務員として20数余年奉職しました。しかし、私が勤務した施設おける省エネ対策は、実にいい加減でした。雲一つない晴天の下で、日差しがさんさんと差し込む事務所の電灯がすべてONというのは常態化していました。
冬季においては、仮眠する職員の布団の暖房は使用する10分前と決められていました。しかし、夜勤者のうちの後半勤務者が仮眠するのは21時以降ですが、17時の時点で暖房が入っていることもよくありました。さらに、後半勤務者の仮眠は1時までですが、仮眠室の清掃の時(9時以降)まで暖房がONのこともよくありました。
また、夏場においては待機室のクーラーが肌寒いぐらいの冷房設定になっている時もしばしばありました。さらに、幹部の会議(9時もしくは10時)の時にも一時間以上も前から会議室のクーラーがONになっていました。
これは、いい加減な実態の一端に過ぎません。なぜ、こういう現実が是正されることなく放置されていたのか。それは、監督する立場の責任者が何らそういう監督をしていなかったからです。
省エネに努めることは本来の業務とは関係なかったことから二の次になっていたことは間違いありません。呆れるのは、私の直属のある上司は、監督する立場にあるのに自室の電灯を付けたまま(消灯せずに)施設内を巡回していました。まったくもって笑止千万と言わざるを得ません。
憤懣やるかたなし、元公務員のたわごと 2
http://mondai-kaimei2011.blog.so-net.ne.jp/2012-08-06-1
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