他人事ではない事件・事故 2   [死刑廃止論]

理不尽極まりない凶行に怒り爆発

 

理不尽な死 悲痛な叫び

http://www.yomiuri.co.jp/e-japan/chiba/feature/chiba1229610321639_02/news/20081229-OYT8T00627.htm

■9 東金女児殺害事件 (20081230  読売新聞)

東金市東上宿の路上で9月21日午後、近くの保育園児成田幸満(ゆきまろ)ちゃん(当時5歳)の遺体が見つかった。「すぐ現場に行ってほしい」と社から指示を受け、土砂降りの中、車を飛ばした。

現場周辺は捜査員や報道陣でごった返し、上空にはヘリコプターが何機も旋回していた。記者になって半年、遭遇した事件の大きさに、心臓の鼓動が速まるのを感じた。と同時に、亡くなった幸満ちゃんや、遺族の無念を思った。

以来、現地に泊まり込んでの取材活動が続いた。事件の全体像とその動きを、速く正確に伝えるため、できるだけ多くの人に話を聞く必要があった。

保育園の先生になるのが夢だったという幸満ちゃん。これからも周囲の人々から愛され、健やかに育っていくはずが、なぜこんなむごい形で、短い生涯を閉じなければならないのか。この不条理を社会に問い続けたい――そんな思いに突き動かされ、走り回った。

発生から2週間が過ぎたころ、遺棄現場近くに設けられた献花台の前で、幸満ちゃんの母、多恵子さんと並んで座り、いろいろな話をするようになった。

幸満ちゃんを育てるために、看護学校で学び必死に仕事をしてきたこと。「もっと一緒に遊べばよかった」と後悔していること。欲しがっていたおもちゃを、今になって買ってしまうこと。その悲痛な叫びが世の中を動かし、事件解決につながってくれるなら――。そんな願いもあり、そのいくつかを、多恵子さんの了解の下に記事化した。

献花台前では、ほかにもさまざまな人々との貴重な出会いがあった。

「かわいそうにね。苦しかっただろうね」と、涙を浮かべながら手をすり合わせる近所の女性。「菊ばかりでは暗くなると思って」と、赤やピンクのカーネーションを手向けに来た女性。着衣のない状態でみつかった幸満ちゃんが寒くないようにという思いからか、ピンク色の子供服も供えられていた。車を一時停止させ、運転席で手を合わせる人もいた。

人間関係の希薄化、無関心ぶりが指摘される中、こんなにも多くの人々が、幸満ちゃんの死を自分の身内のように悲しみ、凶行に憤っているのだと知り、胸が熱くなった。

事件は今月26日、近所に住む男が殺人容疑で再逮捕され、新たな局面を迎えた。だが、全容解明がなされたとしても、それで失われた命が戻るわけではない。いまはただ、幸満ちゃんの冥福を祈るばかりだ。

 

    ( 作 成 中 )

     

他人事ではない事件・事故

http://mondai-kaimei2011.blog.so-net.ne.jp/2012-10-29

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