死刑の是非 11   [死刑廃止論]

死刑のない社会が望ましいのはいうまでもないこと

    

ノルウェーの連続テロ判決「責任能力あり」禁固21            2012824

http://tokuhain.arukikata.co.jp/oslo/2012/08/22julybreiviktrial.html 

824日、昨年722日に77人の犠牲者を出したノルウェー連続テロの裁判の判決が、法廷で裁判員により読み上げられた。裁判は当日、国営放送局NRKで生放送でテレビ中継された。裁判員の全員一致で、アンネシュ・ブレイビク被告は、「責任能力あり」。ノルウェーの最高刑である禁錮21年に。ノルウェーは死刑制度を採用していない。裁判では、「責任能力の有無」について最大の焦点があてられていた。判決が読み上げられた瞬間、ブレイビク被告は微笑を浮かべた。

   

ノルウェーでは、77人をも殺害した加害者に対して禁固21年という判決が下りました。ノルウェーが死刑制度を採用していないために最高刑としての禁固刑となったのは当然のことです。

   

懲役刑でなくてなぜ禁固刑なのかという事がよく理解できないのですが、ノルウェーの国柄に起因するのだろうと思います。しかし、77人も殺害しておいて仕事を強制されることもなく21年、刑務所で過ごしておけば社会に出ることができるなどとは、我が国においてはとても考えられないことです。死刑反対論者に言わせれば、まさにノルウェー人のそういう寛容さこそを日本人は見習うべきという事かと思います。

   

ノルウェーの法律では、社会にとって脅威と判断されれば、21年たった後も無期限の延長が可能だというのですが、その刑務所生活は極めて個人の尊厳が保たれており、ホームレスの生活とは天と地の差があります(社会保障が進んだ国だけにホームレスはいないのかもしれませんが)。

    

しかし、文化・伝統・歴史・風習の異なる日本においては、日本なりの法体系があって当然です。私は、人の命を何とも思わない者がいるかぎり、そういう者に対して死刑判決が下されるのはやむを得ないと思います。判決が遺族の感情に配慮したものであることを批判する意見もありますが、私は遺族感情に配慮することは血の通った裁判を行うのであれば当然のことだと思います。

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ノルウェー 連続テロで77人を犠牲にしても反省せず法廷で拳を突き上げる被告人になおも寛容を示す大人の国

http://blog.goo.ne.jp/raymiyatake/e/15237c604c6c9b23aefecbd21b031833

      

死刑賛成と、「被害者遺族感情」を利用して叫ぶ人を、私は決して信用しない

http://blogs.yahoo.co.jp/hiroshikey66/62653703.html


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