今年の夏の省エネ対策の実態 [省エネ]
「もったいない」の底力を 東京新聞 2012年9月19日
「節電のため、照明を消させていただきます」-。車掌さんの声が電車内に伝わってきた。朝の通勤時間帯でのことだ。新聞を読むのに何の不自由もない。
無駄なエネルギー消費はもったいない。そんな意識をだれもが呼び覚ましたのだろう。昨年の東京電力福島第一原発事故を境に日常化した車内の消灯に文句をつける人は見当たらない。
その「もったいない」は今夏の節電で鮮やかに底力を発揮した。原発依存度が高いため電力不足を声高に口にしてきた関西電力も、家庭や企業の節電の後押しで暑い夏を乗り切った。
「もったいない」は日本のモノづくりも支えている。今、その歩みを振り返る好機ではないだろうか。
「もったいない」はコストや品質面からも世界で評価され、日本の稼ぎ頭に成長した。こうした挑戦を太陽や風などにも向けられないものか。もっと上手に使いこなさないと貴重なエネルギーが無駄になる。
政府の脱原発路線に失望している日本の経済界に、降り注ぐ太陽の光や熱、そして風の力などを引き寄せる世界の勝者になってほしいと思う。 (羽石保)
福島第一原発の事故に伴う電力事情の悪化により今年の夏は厳しい省エネ対策を各方面が余儀なくされました。そこで私は、今年の夏の省エネ対策について取材の依頼を読売新聞に資料を添えて依頼しました。しかし、読売新聞から色よい返事はもらえませんでした。
新聞社やテレビ局が何を取材してどう報道するかは報道する側が判断することです。報道する価値がないとして取材しないというのならそれを受け入れざるを得ません。しかし、取材だけでもしてみてそれから報道するかしないかを決定してほしいと、私は思いました。
新聞社には期待できないことがわかりました(あくまでも一社ですが)、今後は別の手段を考えて問題の核心に迫ろうと思っています。果たしてどうなるか・・・
『NHKスペシャル/未解決事件file.02 オウム真理教』を検証する
http://www.circam.jp/reports/02/detail/id=3275
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