死刑執行について 2   [情報]

私は、死刑という刑罰は絶対に必要だと思っています。弁護士の岡本 勲氏もまったく私と同様の見解です。しかし、この見解と正反対の立場の方も少なくありません。その両方の見解をブログ「人道外れる死刑制度 - 人の痛み、我が身重ねよ…」で紹介していますが、ある現役の刑務官の方から貴重な意見を頂きました。それは、  

        

感情に走らず、見解を互いに表明されることを望んでいます。また、死刑判決には、それを執行する者がいること、あなたなら職務としてそのボタンを躊躇なく押すのかまでを含め、トータルで考えていただきたい。  

       

というものです。確かに私は、被害者感情を重んじて死刑の必要性を論じているかもしれません。第三者の立場で客観的に論じる必要があるかも知れませんが、被害者遺族の癒されることのない無念を思うと、被害者側に立って死刑の必要性を訴えざるを得ません。  

      

また、死刑執行にはそれを職務とする人(刑務官)がいることも承知しています。刑場が設置されている拘置所において死刑は執行されます。そこに勤務する刑務官の中から数名を使命して死刑執行ボタンを押す職務を命じます。宗教上の理由で死刑に反対する刑務官もいるかもしれませんが、死刑執行の職務を命じられたら拒否はできないのではないでしょうか。   

          

拘置所長がその職務を命じるに当たっては個人の事情もいくらかは配慮されるともいいますが、その職務命令を受け入れることに何のためらいもない刑務官もいると思います。むしろそういう刑務官の方が多いのではないかと思うのですが、果たしてどうなのでしょうか。


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