「ナンバーワン」より「ナンバーツー」 [言葉・文章]
かつて、こんな宣伝がアメリカ市民に受け入れられた時代があった。
「エイビスはレンタカー業界でナンバーツーに過ぎません。だからこそ、ご利用いただきたいのです。私たちは一所懸命頑張ります」
13年間赤字続き。それが「業界ナンバーツー!」を宣言した途端、大幅黒字に転換してしまった。
理由は、この説明が全米の消費者に共感してもらえたからだ。その後、・・・(中略)・・・。 今度は、「エイビスはナンバーワンをめざします」という積極的な宣伝に転換。
人の心をつかむ説明は難しい。この場合でも、消費者の心の中に入り込むポイントは、「ナンバーツーである」というネガティブ要素を自ら認めて、それを、「大人の説明」でポジティブに転換してしまうことにあった。
「ナンバーツー」というメッセージがいったいどんな可能性を聞く人にイメージさせたか、を考えてみるがいい。
ほかにもたくさんあるが、少し考えただけでもこれだけ浮かぶ。あとは店頭に行けば、具体的にわかるというわけだ。
「大人の説明術」 (中島孝志・著 49~50ページ) より
説得力皆無!! ⇒ これこそが「大人の説明術」 ?
理由は、この説明が全米の消費者に共感してもらえたからだ。 ⇒ 言葉足らず (「この説明」がどうして全米の消費者の共感を得たのかを説明せずして「なるほど」とはならない)。
すると、また業績が悪化。 ⇒ 同上 (なぜ、「ナンバーツー」では業績がアップし、「ナンバーワン」では業績が悪化するのか、理解不能)。
「ナンバーツーである」というネガティブ要素を自ら認めて、それを、「大人の説明」でポジティブに転換してしまう ⇒ 意味不明
少し考えただけでもこれだけ浮かぶ。 ⇒ まったく浮かばない。
あとは店頭に行けば、具体的にわかるというわけだ。 ⇒ まったくわからない。
エイビスのナンバー2戦略!!
http://jibun.atmarkit.co.jp/lskill01/rensai/bizcom/02/01.html
「ナンバーツーだから、サービスだけは負けない」と、どうして言えるのでしょうかね。ナンバーワンに言わせれば、「うちこそサービスはどこにも負けない」と言うはずです。
そもそも、どうして「サービスだけは」となるのでしょうかね。
言っていることが支離滅裂。
by 支離滅裂 (2014-02-09 11:12)
中島孝志さんはビジネス書をたくさん書いています。
ノウハウ本からエッセイまで幅広く書いていますが、どれも分かりやすいのがポイントです。
読みやすいだけでなく、内容もとても濃いものが多いので、著書を次々と買ってしまうひとも多いようです。
ファンからは「中島本」などと呼ばれることもあります。
営業やビジネスコミュニケーションについての本などは、事例も多く、豊富な体験から編み出されたスキルやノウハウを学ぶことができます。
訳書については、海外のビジネス事情にも詳しいこともあり、とてもわかりやい本が多いです。
by たいこもち (2014-02-12 21:08)