蔓延する想像力の欠如   [死刑廃止論]

迷惑この上ない無頓着の横行

       

        

想像力の欠如。まったくその通りだと思います。日常生活における些細なトラブルから刑事事件に至るまでそのことは言えると思います。

           

「想像力の欠如ばっかりだ」  自己啓発 教育

2012年10月10日 水曜日

人間は他者との関係のなかでしか生きられない、集団で生きる、群れる本能がありますが、集団としての能力を維持し、うまくやっていくには集団を形成する個々の資質・能力が重要になります。集団が維持されうまくやっていく、とは過去の歴史のなかで形成された知恵や文化や生活といった慣習的なものや、そのような形のなかに残っている集団の潜在的な目的というか、意義といったものがあると思います。

集団における個には、同じ事象を見てどう感じるか、どのように考えるべきかという問題を定義する力、その感じ方や問題の定義にしたがって整理し問題解決のために何ができるかを考える力、考えたことをうまく相手に伝わる言葉で表現する能力、そのためにどれだけ多くの言葉を用意しているかという言葉の能力などが求められます。ここで言葉にしていないその他の能力も必要でしょう。それがなければ集団として成り立たないから個は必死になって獲得しようとするわけです。

そのようにして個の能力が維持されている集団は、個の力が集団の役に立っているわけで他の集団と比較すればより優れた集団でしょう(断定はできないかも知れませんが、そう思えます)。

集団を維持しうまくやっていくためには、カネがある、学歴がある、立派な家に住んでいる、立派な職業だ、ということはあまり関係がありません。それ以上に必要な能力が厳然と存在するのですが氷山の下に隠れておりなかなか見えません。

これらの全体の能力、つまり五感で目の前の事象を見たときに感じる違和感こそが想像力なのです。だから想像力の欠如はこの五感が働かないこと、感じる力、考える力、表現する力、言葉の集積、これらのものが不足している状態に原因があります。

誰もが日常的に違和感を感じるさまざまな出来事を経験しているはずです。それは日常的な出来事から、職業的な知識・経験に基づくものまで多種多様でしょう。日常的な違和感は自分や家族を守ることがあるし、職業的な違和感は集団の多くの方の利益になることなのです。

今からでも遅くありません、想像力の欠如によって自分や家族や多くの方の犠牲を生まないために感じる力、考える力、表現する力、言葉を獲得しましょう。

自分の利益(カネ・楽な仕事・高い地位・他者からの称賛等)だけが成功者の証であるかのような今の風潮は、自然とともに暮らし、自然に畏怖を持ち神として祀り、家族とともに働き、地域で助け合ってきた歴史のなかで作り上げられてきた日本の伝統とは異なります。人間だけではなく自然も社会のなかに取り入れてきた伝統をわたしは守りたいと思っています。

      

以上、更新されたばかりの記事のかなりの部分を引用しましたが、まったくもってその通りだと思います。

      

その記事を読んで思ったのですが、死刑反対論者の Key さんは、「犯罪の被害者遺族になったことがない人が、さもわかったかのように遺族感情を持ち出して加害者を批判(死刑賛成を主張)するのは間違っている」というようなことを言っています。私はその主張に違和感を覚えます。怒り悲しむ遺族の思いに感情移入することは、人として当然の事なのではないのでしょうか。

      

「想像力の欠如」という観点で死刑問題を論じるとしたら、想像力が欠如しているのはどちらなのでしょうか。私は、死刑反対論者こそが、人としての想像力を欠いていると思います。

      

裁判の場において遺族は長い間、蚊帳の外に置かれていました。それが、光市母子殺害事件の遺族の 本村 洋 さんたちの努力で遺族が裁判に参加できるようになりました。これは、司法という権力がいかに遺族の思いに対して想像力を欠いていたということではないのでしょうか。

      

遺族感情に配慮した判決があって当然だと思いますが、これについても死刑反対論者から批判があります。果たして、遺族の怒りと悲しみに満ちた思いを量刑を判断する場合の資料とすることは、避けるべきなのでしょうか。加害者の死刑を求める遺族の声が多ければそれに配慮することは当然のことではないのでしょうか。

      

原田正治 さんみたいに加害者の死刑を求めない遺族もいます。その場合にはその声に配慮して、死刑の執行を停止(延期)すればいいのではないのでしょうか。

      

死刑反対論者は、死刑に賛成する人のことを感情的過ぎると批判しますが、死刑反対論者の方こそ、感情的になっているところがありはしないのでしょうか。死刑反対論者の反論をぜひ聞いてみたいものです。

                                      にほんブログ村 経営ブログ マネジメントへにほんブログ村

死刑賛成と、「被害者遺族感情」を利用して叫ぶ人を、私は決して信用しない

http://blogs.yahoo.co.jp/hiroshikey66/62653703.html

 

迷惑な喫煙マナー一位は「歩きたばこ」

http://career.oricon.co.jp/news/73477/full/ 


nice!(0)  コメント(0)  トラックバック(0) 
共通テーマ:仕事

nice! 0

コメント 0

コメントを書く

お名前:
URL:
コメント:
画像認証:
下の画像に表示されている文字を入力してください。

Facebook コメント

トラックバック 0

この広告は前回の更新から一定期間経過したブログに表示されています。更新すると自動で解除されます。