ジャーナリストの使命 [ブログ]
後藤さんに渡航中止要請=3回―政府
2015/2/3(火) 午前 8:39/国際情勢/中東情勢
政府が過激組織「イスラム国」によって殺害されたとみられる後藤健二さんに対し、昨年9~10月に3回にわたってシリアへの渡航を見合わせるよう直接要請していたことが2日分かった。
関係者によると、外務省職員が昨年9月下旬と同10月上旬に電話で、同月中旬には面会して渡航中止を求めたが、翻意させるには至らなかったという。
外務省は2011年4月にシリア全土に「退避勧告」を発出している。後藤さんの渡航計画を把握した同省は昨年9月26日に渡航中止を要請。10月3日に後藤さんの入国を知って即時退避を求めた。
帰国後の同月14日には職員が面会して再び渡航しないよう注意喚起した。だが、11月1日に後藤さんの家族から、連絡が取れなくなったと通報があった。
後藤さんは昨年10月末にシリア北部で行方不明になり、先月20日に殺害予告の動画がインターネット上に公開されたのに続き、1日には殺害されたとみられる映像が公開された。
先に殺害されたとみられる湯川遥菜さんの入国については、外務省は事前に把握していなかった。
事件を受けて安倍晋三首相は2日の参院予算委員会で、「内外の日本人の安全確保に万全を期したい」と改めて強調。自民党が2日開いた対策本部では、退避勧告に強制力を持たせるべきだとの意見が出た。
しかし、憲法22条が保障する「居住、移転の自由」との兼ね合いで、渡航を禁止するのは困難なのが実情だ。 (時事通信)
一番危険をしっている後藤さんがあえて向かった通称イスラム国。こうなることの予想も一番わかった人であろう。通称イスラム国の現状を世界に伝えたかったのか。
http://blogs.yahoo.co.jp/bayerische_motoren_werke2005/64477145.html より
>通称イスラム国の現状を世界に伝えたかったのか。
後藤さんは、危険を冒さないことには伝えることができないからこそあえて危険を承知で取材に赴いたのだと思う。それは、2007年9月、ミャンマーのヤンゴンで軍事政権に対する僧侶・市民の反政府デモを取材中、軍兵士に至近距離で銃撃されて亡くなった長井健司さんの思いと通じる。
長井さんは、常々「誰も行かないところに誰かが行かなければ」と語り、パレスチナ紛争、イラク戦争、アフガニスタン空爆などを現地取材し、戦争の本質を捉えた映像を撮り続けた。銃弾が飛び交う紛争地帯だからこそ、その惨状を伝えるジャーナリストの使命は大きい。
長井さんを貶めた週刊文春を許してはいけない
http://blog.goo.ne.jp/nagaikenji20070927/e/9995e3fcd0a5ba12570e4b435be25852
今は亡きジャーナリスト長井健司が学生時代の残した歌
http://www.ntv.co.jp/nakeuta/backnumber/081125/07.htmlにほんブログ村
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