某出版社の出版説明会に出席   [日記]

著者と編集者が協力していい本が出来上がる

ネットで多くの広告を配信している某出版社の出版説明会に出席した。30人ぐらいの席が用意してあったが、参加者は10名程度だった。

 

その出版社は、書店での販売を前提とした自費出版の会社であった。全国の書店と深い販売網を構築していることを強調していた。つまり、その出版社専用の売り場(棚)を書店ごとに持っているということである。そのため、それを持たない出版社とは販売力において格段の差があるという。

 
しかし、書店が自らの判断でその売り場(棚)を設定しているとは限らない。出版社がその売り場(棚)を買い上げていることもあり得る。そうなると、その費用は、著者が間接的に負担していることになる。決して自慢できることではない。そのことをわざと質問してみようかと思ったが、その機会がなかった。残念であった。

 
その出版社における著者が負担する平均的な出版費用は、200万~300万円(1,000部)という。より良い本作りを目指すために編集者が付く。費用も高くなるのは止むを得ない。しかし、編集者が付いて十分に校正すると言っても、過去には文章の基本を無視したような本がベストセラーになったような例もある。そういう本は、どういう校正をしたのかと疑わざるを得ない。
 

自費出版から映画化された書籍「リアル鬼ごっこ」
http://mondai-kaimei2011.blog.so-net.ne.jp/2014-06-21-1

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コメント 1

クレーマー&クレーマー

>私は、安易に書店流通を勧めない自費出版社こそ良心的だと考えている。

松田まゆみさんが書いていた。まさにその通りだ。「弊社で出版すれば全国の書店に並びますよ」なんて、著者をその気にさせるだけのセールストークに過ぎない。無名の著者の本がそんなことで売れるはずがない。そもそも、書店の棚に並ぶといっても、それは出版社がその棚を買い上げているとすると、その費用は著者が負担していることになる。出版事情に疎い著者は、そういう出版社にとってはまさにカモだ。顧客を馬鹿にしている。

by クレーマー&クレーマー (2014-10-31 16:49) 

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