悪文の見本 (?) [言葉・文章]
一読して理解できない文章が「悪文」
一読して理解できない文章がいい文章であるはずがない。一読して理解できないとなると、それを理解するには読み直さなければならない。読者に読み直しを強要するような文章は「悪文」である。
ハイブロー武蔵氏は、引用を間違っただけでなく、「から」という表現を重複して使っていた。まさにそれは「悪文」としか言いようがない。「悪文」の見本と言ってもいいぐらいだ。
「いますぐ本を書こう!」
⇒ 「です・ます体」によって増幅されないからという理由からだ。
⇒ 「です・ます体」によって増幅されないからという理由からというのです。
この「・・・によって増幅されないからという理由からというのです」は、何を言っているのか訳がわからない。これこそまさに、典型的な「悪文」だ。校正の段階でどうしてチェックできないのか。いったい、どういう編集をしているのか。
ハイブロー武蔵氏は、「本についての感想や著者に伝えたいことなど、お手紙をお待ちしています。どんどんお寄せください」と、自著の奥付に書いている。しかし、疑問に思った点を著者に問い合わせても、ハイブロー武蔵氏からは何の回答もない。
ハイブロー武蔵氏は、ホームページも持っている。しかし、そのホームページは更新されていない。「スカイプ英会話の効果」という記事(2013年8月)のみである。コメントもない(コメントしようとしてもコメントできない)。
出版社(総合法令出版)によると、ハイブロー武蔵氏は、現在活動を休止しているという。ネットの情報によると、どうもよくわからない人物のようだ。どういう事情があるかわからないが、作家としての活動を一日も早く再開し、その優れた資質を社会のために役立てて貰いたい。
ハイブロー武蔵なる人物の正体は?
http://blog.livedoor.jp/h7bb6xg3/archives/51645521.html
ホームページ http://www.highbrow634.net/
本についての感想や著者に伝えたいことなど、お手紙をお待ちしています。どんどんお寄せください。
〒107-0052 東京都港区赤坂Ⅰ-9-15 日本自転車会館2号館7階
総合法令出版 第二編集部気付 ハイブロー武蔵行 (2014年2月、中央区日本橋に移転)
「いますぐ本を書こう!」 奥付(著者紹介) より
世間はきっと、もうまともに相手をしていないのだと思います。
by ブログ主 (2014-03-23 12:30)
読者からの批判に対しては、誹謗中傷でないかぎり、すべて返事を書くことが望ましい。私のような無名ライターでもたまに批判の手紙やメールをもらうが、私は原則的にはすべて返事を書いてきた。
とはいえ、これはシンドイ作業である。きちんとした返事を書くにはそれなりに時間と労力を費やさねばならず、それはどれだけ書いても原稿料が発生しない文章なのだから……。
有名になればなるほど、多くの読者からの批判に身をさらさねばならない。
しょっちゅう批判の手紙やメールをもらうであろう著名ライターともなれば、すべての批判に反論することは物理的に不可能である。
ただ、返事を書く書かないは別として、批判に身をさらす覚悟はつねにもたねばならないし、その批判を冷静に受けとめる視点を保たねばならない。
by mm (2014-04-06 13:20)