電話とメールの違い   [コミュニケーション]

相手の都合に合わせたコミュニケーションの手段がメール

電話というのは、相手の仕事や生活にリアルタイムで「割り込む」ので、相手に対して高い認知コストを要求するものだ。メールより電話のほうが話が早い場合はもちろんたくさんあるが、その効率は、高い認知コストの上に成立している。

 

「メールで電話のアポを取れ」とまでは言わないが、電話をするときは、相手の仕事や生活にリアルタイムで割り込み、高い認知コストを要求しているのだという理解が、常識になってほしいとは思う。

 

電話とメールの違いは、ITの用語で言えば、「同期」か「非同期」かの通信方式の違いだ。「同期」型の通信というのは、「他のすべてのタスク(仕事)をストップして、いますぐこの通信だけに集中せよ。そして、この通信が終わるまで、他のことは一切するな」というものである。これは緊急時などにはいいが、日常的に用いるには、あまりにもコストが高い方式だ。通常は、「都合のいいときに返事してね」というふうに、応答するタイミングを相手にゆだねる「非同期」型の通信のほうがいい。

 

営業などの場合は、電話や訪問というリアルタイム系の通信、「同期」型の通信が、いわば仕事の中心である。いつも電話に対してスタンバイしていることがあたりまえなので、他の人もそうだろうと思い込みやすいのかもしれない。

 

電話とメールの違いは、「同期」か「非同期」かの違い より

「電話するならまず先にメールでアポを取るべき」という主張があるとは知らなかった。アポを取ってから電話しなければいけないとなると、メールしても相手がそれを見ないことにはいつまで経ってもアポは取れない。

   

メールは、電話と違って送る時間を気にしなくていい。受け取る側が何していようとも(寝ていようが、商談中であろうが)、メールを見る(読む)のは受け取る側の都合に左右される。しかし電話は、相手の都合を配慮することなくその自由を奪う。急いで連絡する必要がある時、あるいはすぐに返事が必要な時には電話に頼らざるを得ないが、そうでない場合ならメールに限る。

メールのメリットの最大のものは記録として残るということにある。電話だと聞き間違えたり言い間違えたりしてもそれを後になって検証できないが、メールの場合は双方でそれを確認できる。しかも、何度でも読み返すことによってより良く理解することもできる(電話ではその場限りで終わってしまう)。

電話とメールの違いは、「同期」か「非同期」かの違い

http://mojix.org/2010/09/24/denwa-mail

 

電話応対とメールの違い

http://denwa-dekiru.com/mailvstelephone.html

 

「電話」と「メール」の通信の違い

http://jmjp.jp/blog/2009/10/post_667.html

 

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