焼肉酒家えびす事件に学ぶ [スポーツクラブ]
リスクマネジメントの大切さ
焼肉酒家えびす事件は、リスクマネージメントに問題があったことのいい例です。ネットが発達した今日、企業の不祥事がネットに流れるとそれはまたたく間に広がります。チュニジアでは、警察のいい加減な対応に怒った市民がネットにその怒りを流したところ、それが契機となって市民が立ち上がり、国家体制を転覆するに至りました。
ネットに流れる情報は実に様々です。相手を誹謗中傷することを意図した、事実に反する情報も飛び交います。それを否定することはできますが、一度ネットに流れた情報は取り消すことはできません。
私は、マシーンのシートが破損しているのをカメラで撮影しました。そして、その写真をブログに載せ、支店長にそのブログを添えて問題提起しました。そうしたところ、その破損のひどいシートはすぐに補修されました。(破損のひどくないものはまだそのままですが・・・)
私が写真を撮ったのは、余りにもその破損の状況がひどかったためにそれを訴えることが目的でした。言葉で説明するよりもその写真がその尋常ならざる状況を一目瞭然に物語っていたからです。
マシーンの整備の不備に不満を抱いていたのは私だけではないと思います。私以外にもそれを指摘した利用者はいたはずです。ある利用者は私に、「シャワー室の汚れを指摘しているが一向に改まらない」と言っていました。私は支店長との面談(11月24日)で清掃の不徹底も指摘しましたが、その後においても清掃は徹底されていません。先日(12月15日)、「利用者の声」が掲示された掲示板には、「女子のロッカールームが汚い」という指摘がありました。
指摘しているにも関わらずそれが一向に改まらない場合、如何なることになるか。それは、利用者が「ここは何を言っても無駄」と諦め、声を上げることをやめることが考えられます。そういう利用者は、条件さえ整えば他の施設を利用することになるのではないでしょうか。
利用者が他店に移るだけならまだしも、そのひどい状況が写真で公表されでもしたらどうなるでしょうか。そうなった場合、会社全体の信用問題になる恐れがあるのではないのでしょうか。私がブログで問題提起したことでもって破損のひどい状況は改善されました。私が問題提起するまで支店長は、あのようなひどい状況をどう認識していたのかと思います。ああいう状況を放置することに対する危機意識は持っていなかったのではないかと思わざるを得ません。
リスクマネジメントは残念ながら、理論ではなく、「はだ感覚」だ。それが分からない人は、正直に言って、リスク管理に責任ある形で関与をしないほうが安全だ。何がリスクかをはだ感覚で分かっていないときは、方向性を見失い何をやっても無意味になる。クレームをつける人は怒っていて、それは感覚の問題だからだ。
トヨタリコール問題がリスククマネジメントに残した“偉大なる”教訓
( http://diamond.jp/articles/-/5786 より)
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