「走ることについて語るときに僕の語ること」 2   [出版]

大変読みやすく共感できる(★★★★★

  

ランナーの気持ち

2008/2/3  By HIDE

私は村上春樹氏の本を今まで読んだことがない。この本を購入した理由は私が市民ランナーだからである。

走り始めて1年と2ヶ月、10キロマラソンに昨年初出場し、今年の3月にハーフにエントリーし、できれば来年フルマラソンに出たいと思っている初心者ランナーである。村上春樹氏とは全く比べ物にならない私だがこの本で作者がランニングに関して述べている箇所には共鳴するし、多くの市民ランナーの気持ちを代弁してくれていることに感謝したくなる。

村上春樹氏は述べている。「走るのは素晴らしいことだから、みんなで走りましょうみたいなことは、極力口にするまいと思っている。

人は誰かに勧められてランナーにはならない。人は基本的には、なるべくしてランナーになるのだと。

最近は健康ブームでランニングを薦める本が多い。走り始めて思うのだが、自分は少なくても健康のためには走ってはいない。村上氏と同じで、苦痛にならないから続けられていると思う。足の故障には泣かされるし、夏は倒れそうになるし、それでも何故か続けている。

早くフルマラソンを済ませてから、もう一度この本を読みたいと思っている。そうすればもっと共鳴できると思う。大変読みやすく、一気に読みました。

     

さすがに、絶大な人気を得ていることはあります。アマゾンの書評(カスタマーレビュー)において、何と134件の書評が寄せられていますが、そのうちの98件が五つ星(★★★★★)です。低評価の書評は一件もありません。私も何とかして読んでみようと思います。さて、どうなるか…

    

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クレーマー&クレーマー

3つ星(★★★★★)の書評として

今回の本は、読み物としてさほど面白いものではない。どこかに「老いに抵抗するおじさんのあがき」が感じられ、時おり読むのに疲れる。しかし彼は一線を守り続けていると思う。入口があれば出口がある。生があれば死がある。旅に出れば、いつかは故郷に(そこが気に染まない場所であろうとも)帰ることになる。そのようなごくあたりまえの人間の定めを語って、説教くさくならない。平凡であり(村上さんを嫌いな評論家はその通俗さがいやなのだろう)、しかし誰にでもできる芸当ではないのだ。

というのがありました。

by クレーマー&クレーマー (2013-01-31 14:13) 

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