「走ることについて語るときに僕の語ること」 2 [出版]
大変読みやすく共感できる(★★★★★)
ランナーの気持ち
2008/2/3 By HIDE
私は村上春樹氏の本を今まで読んだことがない。この本を購入した理由は私が市民ランナーだからである。
村上春樹氏は述べている。「走るのは素晴らしいことだから、みんなで走りましょうみたいなことは、極力口にするまいと思っている。
人は誰かに勧められてランナーにはならない。人は基本的には、なるべくしてランナーになるのだと。
早くフルマラソンを済ませてから、もう一度この本を読みたいと思っている。そうすればもっと共鳴できると思う。大変読みやすく、一気に読みました。
さすがに、絶大な人気を得ていることはあります。アマゾンの書評(カスタマーレビュー)において、何と134件の書評が寄せられていますが、そのうちの98件が五つ星(★★★★★)です。低評価の書評は一件もありません。私も何とかして読んでみようと思います。さて、どうなるか…
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2013-01-31 12:10
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3つ星(★★★★★)の書評として
今回の本は、読み物としてさほど面白いものではない。どこかに「老いに抵抗するおじさんのあがき」が感じられ、時おり読むのに疲れる。しかし彼は一線を守り続けていると思う。入口があれば出口がある。生があれば死がある。旅に出れば、いつかは故郷に(そこが気に染まない場所であろうとも)帰ることになる。そのようなごくあたりまえの人間の定めを語って、説教くさくならない。平凡であり(村上さんを嫌いな評論家はその通俗さがいやなのだろう)、しかし誰にでもできる芸当ではないのだ。
というのがありました。
by クレーマー&クレーマー (2013-01-31 14:13)