「真夜中の看守長 ルナーミッション」 19   [出版]

更正の可能性のない者は存在する

   

刑務官は誰でも、自分が担当した受刑者が出所するときは「もう戻って来るなよ」と思うはずです。実際に声を掛ける機会があればそういう励ましの言葉を掛けるはずです。しかし、その多くは裏切られてしまいます。

  

河村龍一もそういうことを何度も経験しました。しかも、そのうちの一人は出所してからわずかな期間で殺人を犯しました。そういう事を経験して刑務官としての無力感をいやというほどに味わいました。その思いがその著書に込められています。

  

セーフティネット化する刑務所

http://www.systemicsarchive.com/ja/a/safety_net.html 

自治体の中には、不正受給防止や財政悪化を理由に、保護申請の受理を消極的に行う「水際作戦」を取るところがでてきた。生活保護がセーフティネットとして機能しなくなると、その代替セーフティネットとして選ばれるのが刑務所である。

2002年に発覚した名古屋刑務所での受刑者に対する暴行・殺人事件をきっかけに行刑改革推進委員会が発足し、法務省は、その委員会を通じて受刑者の要望などを聞き、処遇の改善を進めてきた。その結果、日本の刑務所は、三食が保証され、職業訓練が受けられるのみならず、受刑者が、各部屋でテレビを見たり、図書館で雑誌や新聞を読んだり、様々なクラブ活動に従事したりすることができる快適な空間となってしまった。だから、出所後も、刑務所に戻るために再犯を繰り返す受刑者が後を絶たないのである。

    

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怒りが込み上げる凶悪事件の数々

http://mondai-kaimei2011.blog.so-net.ne.jp/2012-08-25-2 

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