安田好弘弁護士   [死刑廃止論]

法廷戦術としての反省の弁  

 

人権派弁護士として名高い安田好弘弁護士(1947124日生まれ)は、死刑廃止を強く訴えています。だからこそ、凶悪な殺人事件の弁護をいくつも引き受けて被告の死刑判決回避に奔走しています。光市母子殺害事件も担当しました。 

 

安田弁護士は、かつて「(加害者は)形だけでも反省すれば、刑が軽くなる」と失言し問題になったといいます。これはすなわち、形だけの反省で死刑は回避できるということです。果たしてそれは、法廷戦術として正当性を持つのでしょうか。それは、犯罪の被害に苦しむ被害者や遺族の思いを蔑にするものではないのでしょうか。

 

加害者の中には本当に罪を反省して贖罪の意思表示をする者もいると思います。そういう者に対しては罪の軽減を図るのは弁護士としての当然の務めであるはずです。しかし、被害者や遺族の思いを蔑にするような行為は、弁護士として批判されるべきではないのでしょうか。

 

光市母子殺害事件の差し戻し控訴審においても安田弁護士の弁護活動は様々な批判を巻き起こしました。Kさんは、この安田弁護士の話を聞いて死刑について考えるようになったといいます。ブログで死刑問題について様々な見解を表明しています。

 

私のブログ歴は2年半ですが、Kさんは5年前から様々なジャンルの話題をブログで取り上げています。海外にもたびたび足を運び、そのこともブログで取り上げています。私などは足元にも及びません。

 

映画監督の 森 卓也 さんは、死刑についての著書を執筆するに当たって3年以上の年月をかけています。そのことに対してKさんは、「このような労力を費やしたことのない私は、果たして死刑について考えたり意見をいう資格があるのだろうか、という疑念さえ持ちました」と言っています。

 

その森さんにKさんが初めて会った時、Kさんは「安田弁護士の話をきいて私は死刑について考えるようになりました」と言ったといいます。そのことについてKさんは、「臆面もなくいっていた私の軽々しさを、とても恥ずかしくも思いました」と言っています。

 

私が死刑問題に深く関わるようになってまだ数ヶ月です。元世界銀行副総裁の 西水美恵子 氏のコラムに刺激されて深く考えるようになりました。ですので、死刑問題について偉そうなことは何ら言えません。森さんみたいに本の執筆に3年以上もかけた人に比べると、私も恥ずかしい思いがします。

 

しかし私は、死刑問題については素人ながらも思っていることを包み隠さず表明しています。素人であるために今後の勉強次第では考えが変わることもあり得ると思います。「絶対に変わることはない」などとは誰も言えないと思います。残された人生の時間が少ない人は別かもしれませんが。

 

人は経験したことを通じてその見解が醸成されます。Kさんも、死刑に反対する考えはその経験を通して培われたものかと思います。その考えを私は否定するつもりはありません。Kさんが自分の考えを人に押し付けようとしていないのと同様に、私も自分の考えが絶対に正しいとは思っていません。

 

人は経験できることは限られています。ですので、その考えも視野の狭いものになりがちです。その視野を広げる一つのツールが本だと思います。時空を超えた古今東西の英知がそこに凝縮されています。

 

Kさんから推薦された原田さんの本が届き次第、読みたいと思っています。書評をみるとかなりの人がいい評価をしています。もしかしたら私の考えも一変するかもしれません。

 

死刑賛成の人にぜひ読んでほしい

http://blogs.yahoo.co.jp/hiroshikey66/62279674.html

 

「死刑」(森達也著)を読んで 

http://blogs.yahoo.co.jp/hiroshikey66/54087270.html

 

死刑のない社会へ~日比谷公会堂大集会に死刑反対派として参加する

http://blogs.yahoo.co.jp/hiroshikey66/62372315.html

                    

「和歌山毒物カレー事件」から11年・・・その後・・  (20090727)

安田好弘弁護士は、この事件ではないけど、以前に、「(加害者は)形だけでも反省すれば、刑が軽くなる。」と失言したことが問題になった弁護士。早い話が、形だけの反省で死刑は回避できると言い切ってしまった弁護士。

でもこの方、道理を無理矢理に引っ込めてでも、自分の主張を通す・・・事実を曲げたり、証言をころころ変えてでも、自分が何が何でも正しいと主張。  

         

人権派弁護士として評価の高い?光市母子殺人事件の安田好弘氏は、無能で嘘つきなのか?【インシデンツ出版差し止め訴訟】

http://togetter.com/li/222491    

        

        

本村洋の復讐論と安田好弘の怠業 - 山口県光市母子殺害事件

http://critic2.exblog.jp/3251270/    


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